9・10月の行事 令和6年
富士大宮司家墓前祭
9月26日午前11時 (富士大宮司家墓所)
富士大宮司家の始祖、和邇部家17代豊麿公は延暦20年(801)富士郡大領に就任、同時に浅間大社祀職を任じられた事から姓を富士に改め、浅間大社の大宮司を世襲してきました。鎌倉時代末には、安芸の厳島・尾張の熱田と共に日本3大宮司家と称される程の勢力を誇っていました。また、土豪としての一面も持ち、兵力を蓄え勢力を維持しました。大宮城に割拠して、今川・北条・武田等に従うなど、幕末・明治初期まで、神明奉仕のかたわら、時には長刀を笏に換え国事に尽くしました。
幕末、第44代重本(しげもと)は、国事を憂う志があり、塾を開き配下の社人や領内有志を集めて、蘭学、漢学、槍術、洋式教練を学ばせました。慶応4年(明治元年)、東征大総督宮の東下に際し駿州の神主社人と謀り、駿州赤心隊を組織し、自ら隊長となり、東征大総督宮に随従し王事に奔走しました。その年11月、任を終えて帰郷の命があるも、重本は東京にとどまりついに帰郷することはありませんでした。徳川と関係が深い富士宮は情勢不安が続いたためです。
名門富士大宮司家は、44代をもって世襲を辞しましたが、その業績は誇るべきものがあります。富士大宮司家墓所護持会では、これを顕彰し後世に伝えるべく、墓所の清掃整備し、墓前祭を斎行しております。
ふじの山献茶式
9月21日午後2時 (浅間大社 拝殿・祈祷殿前)
煎茶道黄檗弘風流の献茶式です。富士山頂上奥宮にお供えされた茶壺の口切りの儀を行います。境内では茶席が設けられ煎茶が振る舞われます。
年間行事 9・10月
日時 | 行事名 | 場所・その他 |
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9月15日 | 朝詣で | 浅間大社 拝殿 |
9月15日 | 月例祭 | 浅間大社 拝殿 |
9月21日 | ふじの山献茶式 | 浅間大社 拝殿・祈祷殿前 |
9月秋分の日 | 秋季皇霊祭遥拝式 | 浅間大社 祓所 |
9月26日 | 富士大宮司家墓前祭 | 富士大宮司家墓所 |
10月1日 | 朝詣で | 浅間大社 拝殿 |
10月1日 | 月次祭 | 浅間大社 拝殿 |
10月15日 | 朝詣で | 浅間大社 拝殿 |
10月15日 | 月例祭 | 浅間大社 拝殿 |
10月17日 | 神宮神嘗祭遥拝式 | 浅間大社 祓所 |
10月17日 | 神宮神嘗祭奉祝祭 | 浅間大社 拝殿 |