主な行事

当大社の祭礼で最も早く見られるのは、都良香の『富士山記』に貞観17年(875)11月5日申の日に「旧に仍りて祭を致す」(原文は漢文)とある部分で、申の日の祭礼が古くから継承されて来た様子がうかがえます。天正5年(1577)の『富士大宮御神事帳』には、65度に及ぶ祭礼が載っており、主なものは今に継承されています。現在、当大社の恒例祭典は、159度に及びますが、その主なものを紹介します。

初詣・歳旦祭

1月1日(浅間大社 社殿・摂末社)
新年を告げる初太鼓が打ち鳴らされると同時に、境内一円でその時を待つ参拝者が、いっせいにお参りされる様子は壮観です。浅間大社では3が日で約38万人の方が参拝されます。 歳旦祭は、新年を迎え初めての祭典です。生命力溢れる初日の出を迎える時に一年の繁栄と安泰を祈念いたします。また、2日は餅つきや太鼓の奉納があるり大変賑わいます。
初詣初詣
初詣で・1月の行事
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節分祭

2月立春前日(浅間大社 社殿)
節分祭は、立春の前日に行う悪疫退散、招福の行事です。日本では、古来季節の変わり目を祝う行事があったと思われますか、現在の節分祭は、中国の行事を輸入したものといわれ、室町時代中期より盛んになりました。別名を追儺式(ついなしき)ともいいます。
浅間大社では、節分のご祈祷・鳴弦式・年男の豆まきを行い、厄除招福を祈ります。また、甘酒や鬼の面の無料配布なども早朝より行っています。
年男豆撒き式
節分祭・2月の行事
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初申祭

4月初申日(浅間大社 社殿・山宮浅間神社)
縁の深い初申の日に本宮・山宮両社を参拝し、豊かな稔りを祈る祭りです。古くは大祭礼とされ、山宮へ御鉾を渡御する御神幸があるなど、盛大に行われました。これは山宮から本宮へ遷座した時をしのぶものと見られています。この祭儀は明治初期を最後に行われず、長く両社の参拝のみとなっていましたが、平成18年、大宮鎮座1200年を記念し復興されました。
山宮は社殿が無く、正面の古木・磐境を通して富士山を直接拝する古代祭祀を伝える神社です。
原初の祭礼形態を残す山宮
桜花祭・初申祭・3・2月の行事
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流鏑馬祭

5月4・5・6日(浅間大社 社殿 馬場 市内一円)
建久4年(1193)源頼朝が富士の裾野で巻狩を行った際、武運長久・天下太平を祈り奉納したことに始まります。5日本祭日には、神前で古式ゆかしく祭典が行われた後、古式流鏑馬が奉納されます。午後からは、鎌倉絵巻さながらに市内を練り歩き、勇壮な流鏑馬が奉納されます。
流鏑馬馬場入
流鏑馬祭・5月の行事
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大祓式

6月30日・12月31日午後4時頃(浅間大社 祓所)
大祓というのは年2回6月と12月に行われる我が国固有の古い神事で、6月は夏越大祓(なごしのおおはらい)12月は師走大祓(しわすのおおはらい)といわれています。
半年毎に国内に生じた諸々の災禍や、知らず知らずの内に心身についた罪けがれを、神の霊力によって祓清め、国家安泰で、国民も清々しい心で過ごそうと願う神事です。
夏越には、茅輪(ちのわ)くぐりも行われます。これもお祓いの一種で堅い地表を破って現れる茅かやの芽に強い霊力を感じ、その力で罪やけがれを祓い清め厄災を免れようとしたものです。
大祓の神事に参列されることにより、人は知らず知らずのうちに罪やけがれを心身につけるものだという謙虚な反省と、それを祓い清めて清浄心に立ち返ろうとする強い意志を養うよう心がけたいものです。
茅輪
6月の行事
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富士山開山

7月10日〜9月10日(浅間大社 本宮・奥宮)
7・8月の富士山の山開きにあたり、安全を祈願する祭りです。期間中は全国より20万人にのぼる崇敬者が、登山します。開山期は富士山頂上の奥宮を開き、国家安泰・世界平和を祈念するほか、祈祷・御札、御守りの授与を致します。
開山祭開山祭

御田植祭

7月7日(浅間大社 社殿・神田宮)
当大社神田のお田植を行うにあたり、富士山よりほとばしる湧水への感謝と五穀豊穣を祈る祭りです。本宮の祭典後、神田の宮で古式ゆかしい御田植神事と早乙女による田植舞が奉納されます。
御田植早乙女舞田代神事
富士山開山・7・8月の行事
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富士大宮司家墓前祭

9月26日(富士大宮司家墓所)
富士大宮司家の始祖、和邇部家17代豊麿公は延暦20年(801)富士郡大領に就任、同時に浅間大社祀職を任じられた事から姓を富士に改め、浅間大社の大宮司を世襲してきました。鎌倉時代末には、安芸の厳島・尾張の熱田と共に日本3大宮司家と称される程の勢力を誇っていました。また、土豪としての一面も持ち、兵力を蓄え勢力を維持しました。大宮城に割拠して、今川・北条・武田等に従うなど、幕末・明治初期まで、神明奉仕のかたわら、時には長刀を笏に換え国事に尽くしました。
幕末、第44代重本(しげもと)は、国事を憂う志があり、塾を開き配下の社人や領内有志を集めて、蘭学、漢学、槍術、洋式教練を学ばせました。慶応4年(明治元年)、東征大総督宮の東下に際し駿州の神主社人と謀り、駿州赤心隊を組織し、自ら隊長となり、東征大総督宮に随従し王事に奔走しました。その年11月、任を終えて帰郷の命があるも、重本は東京にとどまりついに帰郷することはありませんでした。徳川と関係が深い富士宮は情勢不安が続いたためです。
名門富士大宮司家は、44代をもって世襲を辞しましたが、その業績は誇るべきものがあります。富士大宮司家墓所護持会では、これを顕彰し後世に伝えるべく、墓所の清掃整備し、墓前祭を斎行しています。
大宮司家墓所墓前祭
9・10月の行事
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例祭

11月3・4・5日(浅間大社 社殿 市内一円)
古来、4月・9月・11月の申の日に行われた大祭礼のひとつで、様々な稔りに感謝する祭典です。市内では華やかな山車が曳き回され、富士宮囃子(県指定無形民俗文化財)が賑やかに競演される東駿第一の祭りです。
宮参り
例祭・11月の行事
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12月の行事
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年中行事一覧

凡例
●は大祭、■中祭、◇は小祭他
日付 祭典名
■1月1日 歳旦祭
◇1月1日 氏子安全祈願祭
◇1月2日 御日供始祭
■1月3日 元始祭
◇1月4日 末社水屋神社例祭
◇1月7日 昭和天皇遙拝式
◇1月 成人祝祭
◇2月立春前日 節分祭
◇2月8日 針供養祭
■2月11日 紀元祭
◇2月初午 末社稲荷神社例祭
●3月17日 祈年祭
◇3月春分 春季皇霊祭遙拝式
◇4月1日 桜花祭
◇4月3日 神武天皇祭遙拝式
◇4月初申 初申祭
◇4月4日 末社天神社例祭
◇4月9日 富士山境内地確定記念祭
■4月29日 昭和祭
●5月4・5・6日 流鏑馬祭
◇6月17日 末社厳島神社例祭
◇6月30日 夏越大祓式
■7月7日 御田植祭
◇7月10日 開山祭
◇7月11日 富士山頂上奥宮開山祭
◇8月15日 富士山頂上奥宮例祭
◇8月下旬 富士山頂上奥宮閉山祭
◇9月10日 閉山祭
◇9月15日 敬老祭
◇9月秋分 秋季皇霊祭遙拝式
◇9月26日 富士大宮司家墓前祭
■10月17日 神嘗奉祝祭
◇10月17日 神宮神嘗祭遥拝式
■11月3日 明治祭
●11月3・4・5日 例祭・献詠和歌披講式
◇11月5日 富士地区戦没者慰霊祭
◇11月15日 七五三祝祭
●11月23日 新嘗祭
◇12月 煤払式
■12月23日 天長祭
◇12月31日 師走大祓式・除夜祭
◇毎月1日 月次祭(1月1日は除く)
◇毎月15日 月例祭